主に利用されている2つの種類のネステナーを賢く利用して保管の効率を向上させよう
倉庫のスペースを有効利用できることから、幅広く利用されている保管ラックがネステナーで、メーカーによっても呼びかたに差があります。
荷物を縦に積み上げることによってたくさんのものが収納できるようになり、未使用時にはコンパクトになるという利便性がメリットです。
そんなネステナーには大きく分けて正タイプ、そして逆タイプ、及びその派生型のいくつかの種類が存在しています。
荷物を下に置くタイプの正ネステナー
まず、正ネステナーは上に物を置ける格子状になっている面が下部に来ているタイプになります。荷物をそのまま置いた状態で下ろすことなく、ネステナーごと荷物を移動させることができるため、倉庫のレイアウトの変更を行いやすいという利点があるネステナーです。
格子面が上に着ている逆ネステナー
逆ネステナーは正ネステナーとは文字通り逆に、ラックの上の面に格子が来て物を置けるようになっているタイプです。逆ネステナーの下部、つまり地面に直接物を置くことで、下部と上部の2段に荷物を保管することができるというのがメリットになります。
さらにその上に逆ネステナーを乗せれば、3段、4段と縦積みが容易です。
正逆両用の便利なネステナー
上下をひっくり返すことで、正ネステナーと逆ネステナーどちらも都合のいいほうに利用できる両用のネステナーもあり、使い勝手のよさが魅力です。
保管スペースを増やせるステージつきのネステナー
正ネステナーの上部にさらに荷物を置けるパレットをプラスしたことで、逆ネステナーのように1台で2段分の荷物を保管できるようになっているものもあります。
ネステナーには大きさにもいくつかの種類がありますが、一般的なサイズのものの耐荷重は1トンほどです。構造上、縦に大きくなるほど耐荷重が低くなっていきます。
保管効率をアップさせ、かつ耐久性の高さからメンテナンスもいらない便利なアイテムですが、スペースや保管したい荷物に対応したものを利用することが大切です。